本日よりPS Plus会員向けに『龍が如く0 誓いの場所』体験版が先行配信開始! ひと足先に遊んでみた!
文・撮影:編集部 メタボIKEDA
●『龍が如く0 誓いの場所』先行プレイリポートをお届け
セガから2015年3月12日に発売予定のプレイステーション4、プレイステーション3用ソフト『龍が如く0 誓いの場所』(以下、『龍0』)。
本作の体験版配信が、2015年2月19日より、PS Plus(有料サービス)会員限定で配信された(PS Storeでは、2015年2月24日より配信開始予定!)。
『龍0』は、シリーズ全体の世界累計発売本数が650万本(セガ発表)を記録した人気アクション・アドベンチャーのナンバリング最新作。
注目作がずらりと揃ったこの年度末の中でも、ファンの期待値が高いタイトルのひとつだ。
体験版では、メインストーリーの導入となる“第一章 盃の掟”の途中までがプレイ可能。
以下では、その先行プレイリポートをお届けしよう!
体験版をスタートするとまず驚くのが、過去のシリーズ作と比べて格段に進化した夜の神室町だ。
街の看板やネオンの色味から、街行く人々、ごみ袋の感じまで、こだわり抜いて再現された1988年の街並みには思わず圧倒される。
ゲーム序盤ということで、街の行動範囲は広くないが、まずはこの街の出来栄えを堪能。
この章は、桐生一馬が主人公となるが(桐生と真島吾朗のダブル主人公である本作は、二章ごとに主人公が切り替わる)、神室町の裏路地にある“カラの一坪”で借金の取り立てをし、桐生の盟友である錦山彰と待ち合わせるのが最初の目的。
途中でチンピラとのバトルが発生するが、これはチュートリアルとなっており、アクション操作の基本がマスターできる。
本作では、主人公ごとに3つのスタイルが存在し、本体験版では桐生の“チンピラ”、“ラッシュ”、“壊し屋”が特別に操作可能。
チンピラスタイルの操作は、これまでのシリーズを彷彿とさせる立ち回りができるので、過去作を遊んだことがある方はスムーズに遊べるはず。
また、ラッシュスタイルは、手数の多さとフットワークの軽さがウリ。
一発の威力は大きくないが、素早い動きの爽快なアクションが楽しめる。
そして、壊し屋スタイルは強烈な一撃をくり出せる豪快さが特徴で、落ちている物を自動で拾って攻撃できるアクションはぜひ体験してほしいところ。
さらに、驚かされるのは一度のバトルごとに獲得できる金額の大きさ。
最初のバトルから10万円単位の大金を入手することができ、思わず「ええっ!?」と驚かせられる。
1988年といえば、日本が空前の好景気に沸く時代だけに、ゲーム内でやり取りされる金額も破格のものになっているようだ。
バトルのチュートリアルが終わると、錦山彰との合流となるが、錦山といえば第一作目の『龍が如く』(『龍0』から10年後の、とあるシーンからスタートする)では桐生とタダならぬ関係となる相手だけに、いろいろと感慨深い想いが湧き上がってくる。
そんな錦山と1988年の神室町を歩き、お互いの近況や極道としての生きかたを語り合いながら朝まで痛飲するのだが、明けがたに“シメ”に立ち寄ったラーメン店で衝撃的な出来事が!店内のテレビでは、“カラの一坪”で発生した殺人事件のニュースが報じられおり、警察が犯人を追っている事実が伝えられるのだ。
“カラの一坪”と言えば、前日に桐生が腕ずくで借金の取り立てを行った場所……。
殺人を疑われた桐生は、若衆として所属する極道組織・堂島組の幹部たちに呼び出され、堂島組へと向かうことになる。
堂島組の事務所にたどり着いた桐生を待ち受けているのは、堂島組若頭補佐である久瀬大作(声:小沢仁志)、阿波野大樹(声:竹内 力)、渋澤啓司(声:中野英雄)の3人。
Vシネマ等でおなじみの実力派俳優3人のビジュアルと声でたっぷりと脅しを掛けられるシーンだけに、ハンパな迫力ではない!現実では、絶対に遭遇したくない状況といえる。
堂島組の幹部3人に囲まれる窮地を一時的に脱した桐生は、みずからの身の潔白を晴らすべく、神室町に飛び出す。
目をつけたのは、そもそも桐生に“カラの一坪”での集金を依頼した東興クレジットという金貸しの男だ。
東興クレジットのビルでは、桐生を待ち構えていた男たちとの乱戦になるが、狭い施設内にはベンチや灰皿など、武器にできるものがたくさん落ちているので、これを拾って応戦。
本シリーズにおけるアクションの特徴である“喧嘩バトル”の醍醐味を味わうことができる。
体験版をこのあたりまで進めると、気になってくるのが桐生の成長要素。
『龍0』には、経験値の概念が存在しないので、体力や基礎的な攻撃威力を含めて、桐生の能力はすべて獲得したお金で成長させることになる。
能力は、各スタイルに設けられた能力ツリーを開放することで伸ばせるので、新しいスタイルを学んだら、ともかく能力ツリーを見てみることをオススメする。
能力ツリーの項目は、開放に要するお金が40万から10億(!)と幅広く存在するので(能力ツリーを見ると、封じられたそのほかの項目も存在する模様)、手ごろな価格の項目を早めに開放して、桐生の能力アップを図りたいところだ。
東興クレジットでのバトルを終えた桐生は、いったん風間組(幼いころから桐生と錦山を世話してきた風間新太郎が組長を務める、堂島組内の組織)の事務所へと向かう。
刑務所に収監中の風間新太郎は不在だが、彼の片腕である柏木修に事態を報告。
錦山の運転するクルマで、再び堂島組の事務所へと向かうことに……。
……と、ここまでが体験版で遊べる内容となる。
メインストーリーの序盤とはいえ、寄り道要素を含めるとボリュームはかなりのもの。
ストーリーの続きが気になるところだが、アクションの出来栄えや細部まで再現された街のクオリティーなど、十分に本作のポテンシャルを感じ取れるはずだ。
今回は、PS Plusの会員向けの先行配信となるが、もちろん会員の方はすぐに遊んでみてほしいし、近々PS Store登録者向けに広く配信される予定とのことなので、そちらを待つのもいいだろう。
ともかく、3月12日の本編発売に向けて、大いにテンションが上がる内容になっているので、ぜひともプレイを!