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坂本英城氏、中條謙自氏、光田康典氏が集結! みずからとゲーム音楽の今昔を語る

 【23//2016】

坂本英城氏、中條謙自氏、光田康典氏が集結! みずからとゲーム音楽の今昔を語る 


文・取材・撮影:編集部 ロマンシング★嵯峨
●ゲーム音楽家を志す若者へのアドバイスも
2016年10月22日、福岡県福岡市の九州大学 大橋キャンパスにて、コンピューターエンターテインメント開発者向けのカンファレンス“CEDEC+KYUSHU 2016”が開催。
この中で行われた、セッション“社長に訊く! ゲームサウンドの歴史と現代のサウンドメイキング”をリポートする。

登壇者は、ノイジークローク 坂本英城氏、ATTIC INC. 中條謙自氏、プロキオン・スタジオ 光田康典氏。
3人は皆、ゲームのサウンドを手掛ける企業の社長を務めているが、社長になるまでの道のりはそれぞれ異なる。

坂本氏は、ゲーム音楽家になることを中学校時代に決意し、就職活動ではゲーム系会社に応募するも、全滅。
フリーランスで活動を始め、31歳のときにノイジークロークを設立した。
38歳のときに福岡に転居し、ノイジークローク福岡支社を設立。
今回のCEDEC+KYUSHU 2016では、ノイジークロークは実行委員会のメンバーであり、それもあって、坂本氏はこのセッションの進行役を務めた。

中條氏は、学生時代にバンドをやりつつDTMを行い、光栄(現・コーエーテクモゲームス)にアルバイトを始める。
初めて作曲したタイトルは『三國無双』。
23歳のアルバイトスタッフが『三國無双』の作曲を担当したというのは驚きだ。

中條氏は音楽業界での就職を目指していたが、当時は就職氷河期だったため、その夢は叶わず、光栄の契約社員になる。
ただ、音楽業界への未練があり、退職。
フリーでアーティストのサポートなどを行った。

音楽業界での仕事を経験した中條氏は、ゲーム業界の魅力――ハードが進化がしていくため、作品を手掛けるごとに新しい技術を試せるという、楽しい業界であるということに気付いた。
そしてコーエーから「戻ってこないか」という声を受け、正社員として復帰。
『真・三國無双』や『戦国無双』などさまざまなタイトルを手掛けた後、独立してATTIC INC. を立ち上げ、いまにいたる。

光田氏は、5歳からピアノを習い始めるも、練習嫌いで小学6年生でやめる。
その後、高校生のときに映画が好きになり、その影響で音楽をやりたいと思い始め、18歳でミューズ音楽院に入学。
また、音楽関係の仕事のバイトを経験し、ウルフチームでマニピュレーターをしたりもした(そのとき、隣で曲を書いていたのが桜庭統氏)。

また、音楽の師匠経由で、エニックス(現・スクウェア・エニックス)のスーパーファミコン用ソフト『エルナード』の仕事を請け、音色やサウンドトラッキングを担当。
そのときにファミ通を見たところ、スクウェア(現・スクウェア・エニックス)が誌面にてスタッフを募集していたので、応募したところ合格。
20歳でスクウェアに入社し、効果音を担当しながら、作曲をする機会をうかがい、『クロノ・トリガー』でついに作曲担当に。
つぎに新規IP『ゼノギアス』の作曲を終えた後、退職を考え、26歳でフリーに。
29歳でプロキオン・スタジオを立ち上げ、いまにいたる。

ちなみに光田氏は、『ゼノギアス』で海外録音を経験し、フリーになった後、28歳時にロンドン・フィルハーモニー交響楽団を起用した人生初のオーケストレーションを経験している。
ホールでの録音を志向するようになったのは、「ゲームの音楽にはあまりなかった曲を作りたい」という思いから。
8ビット系のサウンドにも興味があったが、そちらのジャンルを得意とする人はすでに多くいたため、自分は生音志向でいくことにしたのだという。

また光田氏は、レコーディングすることのとあるメリットを紹介。
小さなスピーカーで効果音が鳴るタイプのハード(携帯機)では、しっかり調整をしないと、曲と効果音とボイスと入り混じってよくわからない状態になるが、“音楽はレコーディングすると、後ろに位置する”という。
ボイスが前にきて、曲が後ろにいくので、音がケンカをしないとのことだ。

●ゲームサウンドクリエイターになりたい人が学ぶべきこと
続いてトークは、ゲーム音楽の作曲家を目指す人なら、まず聞きたいであろう“ゲームサウンドクリエイターになるには、どうすればいいか、何を学べばいいか”という話題に。

ここで中條氏は、「まず作曲の根本的な技法、基礎を学んでおいてほしい」と回答。
学校でどんな勉強をしてきたとしても、ゲーム会社に入社後、商品になる曲はすぐに作れないものだ、と中條氏は言う。
そこからゲームの音楽のありかたを、実践で学ぶことになるのだが、そのときに基礎がないと、いろいろなことを実践で教えられても身につかないのだと語った。

坂本氏は「ゲームをたくさんプレイしておいてほしい」。
どんなシーンでどんな音が鳴るのかを知っていることで、「では自分なら何を鳴らすのか」というアプローチができるからだ。

光田氏は、いままでゲーム音楽を作ってきた中で、プログラムの知識や音響学が役に立ったと感じているそうだ。
たとえば、『ソーマブリンガー』の楽曲を作る際は、音響学の知識が役立ったという。
ニンテンドーDSのゲームであるため、使える音には限りがあった。
そこで、音響学で得た知識――ディレイというものは、最初の2音、残響がかかっていれば、残りの音は切ってしまっても響いているように感じられる――を活用し、トラック数をやりくりした。
ゲームの音楽と直接関係ない知識でも、学んでおくと役に立つものだ、と光田氏は語った。

●現代のゲームサウンドを作るうえで――VRにはどう対応する?
声優のボイスがゲームに収録されることが当たり前になった時代。
光田氏は、できるだけ声が入ってから音楽を作り始めるという。
重要なセリフが言われる前に、その後の布石となる音楽は入れないようにするなど、セリフと音楽の関係に気を配りながら作曲しているそうだ。
セリフよりも前に音楽を入れたかどうかは、見ている人にはすぐにわかってしまう、と光田氏。

中條氏も光田氏の意見に同意する。
『無双』シリーズを手掛けた際、映画監督の佐藤信介氏とともにドラマシーンを制作したのだが、監督から“シーンに音をつけるときは、キャラクターの表情が悲しさを醸し出して、それが見る人に伝わってから、音楽が支えるべきだ。
そうでないと、見ている人が何かを感じる前に、音楽にネタばらしをされてしまう”と学んだそうだ。

また、セッションでは、“VR”の音楽をどう作るべきかというトークも行われた。
CEDEC+KYUSHU 2016の会場で初めてVRを体験したという光田氏だが、“サウンドをどうするかは、難しい”、“リアルなものを作るには、音とサウンドプログラムを綿密に作っていく必要がある”とコメント。

中條氏は“(VRの音を)リアルにするには演算能力が足りていない”と分析。
現状は、足りていない部分をごまかしていくしかないと述べた。
“録音の段階からいままでとは変わってくるだろう”とも語り、“無指向性のマイクで声も効果音も収録して、リアルの音を再現してみたい”と意欲を見せた。

ゲーム音楽家は、VRによって「とんでもない課題をつきつけられた」(坂本氏)状況だが、それはチャンスがある状況でもある。
光田氏は、プロキオン・スタジオで、サウンドドライバーをいちから作ろうかなと考え始めたそうだ。
中條氏も「僕らがスタンダードを導いていく仕事をやるべき」とコメント。
ノイジークローク、ATTIC INC.、プロキオン・スタジオが、今後VRにどのようにアプローチしていくのか、期待したい。


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自社IPが生む『イナズマイレブン』最新作への驚異の期待値や“某妖怪もの”の市場効果も公開! 日野社長の開幕講演リポート

 【23//2016】

自社IPが生む『イナズマイレブン』最新作への驚異の期待値や“某妖怪もの”の市場効果も公開! 日野社長の開幕講演リポート 


文・取材・撮影:編集部 藤川Q
●CEDEC+KYUSHU開幕に寄せて
2016年10月22日(土)に、九州大学大橋キャンパスにて開催されたCEDEC+KYUSHU 2016。
当日はあいにくの雨となったが、会場となる九州大学には多数の受講者が集った。
9時から開会式が行われた多次元ホールには、立ち見の参加者が多数出るほどの盛況振りに!肌寒い日だが、ホール内は文字通り熱気と期待に満ちることとなった。
そんな中、日野氏の開幕講演に先立ち、まずはCEDEC+KYUSHU 2016の実行委員長も務める日野氏による開会の挨拶が行われた。

開幕と同時に登壇した日野氏は、今回のCEDEC+KYUSHU 2016が、これまで九州で開催されてきたCEDECを大きく超える、約1500人もの受講申込者が集まり、会場に入りきらずに募集を締め切ったほどだったことを開かし、その盛況振りに驚きを見せた。

日野氏は、「福岡の人はシャイな人が多いので、イベントを開催してもなかなか人が集まらないのに、これだけの受講者や講演のためにクリエイターたちが集まってくれたことはめずらしい」と語り、九州で開催されるCEDECが、”CEDEC+KYUSHU”として新たなスタートを切ったことで、「ガツンと盛り上がれるイベント」になったことへの実感を語った。

●開幕講演で語られた、会社の財産はIPそのものであるという思想
講演は開幕の挨拶に続き、そのまま日野氏による開幕講演へ。
”新しいものをつくろう~新規IPを作る意義~”と題された本講演では、新規IPがもたらす価値はどのようなものなのか、という点についての意見が語られた。

レベルファイブといえば、『妖怪ウォッチ』の大ヒットも記憶に新しい、多くの新規IPを立ち上げてきたヒットメーカーだ。
日野氏は「新しいものを作ることにはこだわりがある」と語りながら、「まずは軽く自慢から(笑)」と、はにかみつつもレベルファイブがこれまで手がけてきたタイトルを紹介。
高い売り上げを記録しているデータを披露した。

レベルファイブは『ドラゴンクエストVIII』の開発を手がけて以降、初の自社パブリッシングタイトルとなる『レイトン教授』シリーズを始め、『二ノ国』シリーズ、『イナズマイレブン』シリーズ、『ダンボール戦機』シリーズ、そして国民的大ヒットを記録した『妖怪ウォッチ』シリーズと、ヒットタイトルを生み出してきた。
そして、これらを眺めて驚かされるのが、どれも新規IPとして立ち上がっているものばかりであることだ。

「レベルファイブは10人ほどのスタッフで始まったゲーム会社だった」と語る日野氏。
だが、いまではこれら自社タイトルの制作を通じて、ゲーム会社という枠にとらわれずに、多くのIPを保有するコンテンツホルダーへと会社の役割が変化しつつある、と自社を位置づける。

ここで、日野社長は、まさにレベルファイブの大ヒット作品であり財産でもある『妖怪ウォッチ』の実績を、“某妖怪もの”が生み出した成果、として紹介。
この国民的大ヒットを記録したシリーズの成果は、なんと初期投資は7.5億円からスタートした作品が、現在累計で市場規模3400億円の結果を生み出しているという、驚くべきものだ。

この結果は、『妖怪ウォッチ』がレベルファイブのゲームとしてだけではなく、原作としてアニメやコミック、おもちゃなどと同時に展開していくクロスメディアプロジェクト戦略によって、総合的なエンターテインメントになったゆえでもある。

日野社長は、こうした誰でもが知っているような、国民的大ヒットIPを自分たちで世の中に送り出すというエキサイティングな体験ができたことや同時にヒット後に生まれるさまざまな問題についても、その難しさを経験したという。
しかしそれでも、自社IPを創出することは重要なのだと語る。

●『イナズマイレブン』IPに驚異的な期待が集まる理由とは?
日野氏は改めて「オリジナルタイトルは、社の財産である」とし、「ヒットゲームを生むよりも、たったひとつのIPのほうが未来を生む」と語る。
ここで、レベルファイブが持つ自社IP作品をもう一度スライドで紹介。
注目は、『レイトン教授』シリーズや『イナズマイレブン』シリーズなど、何年も前に生み出された自社IPタイトルが、何作品も代を重ねながら、現在も最新作が作られているという点だ。

さらに日野氏は、そのなかでも『イナズマイレブン』にフォーカス。
6作品続いてから、3年間の休止を経て復活した最新作が、多くのファンたちから高い期待を得ていることを紹介した。

日野氏はこの『イナズマイレブン』シリーズについて、「6作目で宇宙に行ってしまって、ちょっとやりすぎたかな?」と苦笑いしつつも、7作目にして最新作となる『イナズマイレブン アレスの天秤』への期待と前評判の高さに言及。
10年前に企画した『イナズマイレブン』という自社IPが、いま最新作を発表したところ、こうした高い期待を得たということについて、「ファンを獲得したIPは、何十年たっても会社の財産として大活躍してくれる」と語り、その理由については「シリーズの開始当時は中学生だったファンが、いまでは大学生など大人になっている」と分析。
ひとつの新規IPを生み出すことで、これだけ長くビジネスを展開できるという点を強調する。

●ビジネスと種火を未来に受け継ぐために
そうしたIPの例として、ドラえもんやウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムなどの人気長寿コンテンツを紹介しながら、子どものころに楽しかったものが、時を超えて大人になったころに復活すると人気コンテンツになると力説。
ヒットした自社IPは、何度でも復活できる“ビジネスの種火”になるとの意見を示した。

……と、ビジネスにとっての自社IPを保有するメリットを語った講演だったが、じつは、新規IPを立ち上げることは、そうしたビジネス上のメリットを上回る喜びがあるのだという。

それは「自分たちで生み出した作品の記憶が、次世代へと受け継がれていくことだ」と日野氏は語る。
確かに、『イナズマイレブン』シリーズのファンは、子どものころに夢中になった記憶とともに、大人になって復活する最新作を楽しみにしている。
きっと、大ヒットを記録する『妖怪ウォッチ』シリーズも、今後何十年にも渡って記憶に残り、楽しまれていくIPになることだろう。

「レベルファイブは、未来に向けて新しい作品を考えていきます」と続けた日野氏。
講演の最後には、立ち見で受講する受講者も続出する会場内に向かって、「おもしろい講演が満載なので、ぜひ存分に楽んで学んで、創造力を刺激して、レッツ新規IP!」と、苦労も大きいけれど、新しいIPを作ることこそが、エンターテインメント業界の醍醐味であると結んだ。

某妖怪ものならぬ、誰もがその名を知る『妖怪ウォッチ』のようなメガヒットを連発するレベルファイブ。
そのお膝元である九州で開催されたCEDEC+KYUSHUの開幕講演は、実際に新規IPでヒットをとばしてきた日野社長だからこそ語れた内容だったと言えるだろう。

その証拠に、講演の途中には、先日開催されたレベルファイブの大型新作発表会LEVEL5 VISION 2016 -NEW HEROES-で新たに発表された『スナックワールド』、『メガトン級ムサシ』、そして同社初となる女性向けスマートフォン用RPG『オトメ勇者』といった新たなIPの紹介も行われた。
新しいものを作ろう、と言うのは簡単だが、実際にこうして新規IPの創出を続けていくのは、いまのゲーム業界では並大抵のことではないはずだ。

ちなみに、日野社長がこうして毎年必ず新しいIPを立ち上げつづけている理由のひとつには、かつて週刊ファミ通の編集長だった浜村弘一氏(カドカワ取締役、エンターブレイン代表)が、まだレベルファイブが無名だった時代に、「レベルファイブさんには、毎回新しい作品を発表して、業界を驚かせてほしい」と言った、その言葉もあるのだという。

若い学生やクリエイターが詰めかけ、朝から立ち見が出るほどに盛況だった日野社長の開幕講演。
もしかしたら、この受講者のなかからレベルファイブのような未来に受け継がれるほどに、新しい熱気を持った新しいIPが生み出されるかもしれない。


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音楽劇『金色のコルダ Blue♪Sky Second Stage』第2弾キャストが発表――冥加玲士役・井上正大ほか栞菜、北川尚弥が出演

 【23//2016】

音楽劇『金色のコルダ Blue♪Sky Second Stage』第2弾キャストが発表――冥加玲士役・井上正大ほか栞菜、北川尚弥が出演


●もちろん豪華生演奏も健在!
アニメ『金色のコルダ Blue♪Sky』を原作にし、2016年12月8日(木)~12月18日(日)に東京・全労済ホール/スペース・ゼロで上演予定の“音楽劇『金色のコルダ Blue♪Sky Second Stage』”について、出演キャスト第2弾が発表された。

今回は3人の追加キャストが発表。
舞台初登場の冥加玲士役を井上正大、小日向かなで役を栞菜、芹沢睦役を北川尚弥が演じることが明らかになった。

以下、リリースより。

----------
昨年9月に上演され大好評を博し、チケット完売した音楽劇「金色のコルダ Blue♪SkyFirst Stage」の続編となるSecond Stageの追加キャストが発表された。
「金色のコルダ」は、コーエーテクモゲームスの女性向けゲームブランド「ルビーパーティー」による、クラシック音楽を題材にした人気ゲームシリーズ。

舞台版は、2014年に日本テレビほかで放送されたアニメ「金色のコルダBlue♪Sky」を元に製作。
今回発表された追加キャストに舞台初登場となる、「冥加玲士」役を仮面ライダーディケイドで主演を務め数多くのドラマ・舞台で活躍している井上正大、「小日向かなで」役に元℃-uteメンバーで、現在は舞台を中心に活躍している栞菜、「芹沢 睦」役にミュージカルテニスの王子様3rdシーズンで南健太郎を演じ人気急上昇中の若手俳優・北川尚弥が決定。
王道のクラシック曲を得意とする星奏学院オーケストラ部とサイレントバイオリンを使用し華やかでパワフルな演奏を得意とする神南高校管弦楽部の対決を描く。
舞台版金色のコルダの代名詞ともいえる豪華生演奏も健在。
また11月23日からはプレイガイド先行がスタート!詳細は公式HPをチェック。
音楽に懸ける学生たちの熱い戦いに是非ご期待下さい!
音楽劇「金色のコルダ Blue♪SkySecond Stage」
2016年12月8日(木)~12月18日(日)全15公演
全労済ホール/スペース・ゼロ(渋谷区代々木2-12-10)
アニメ「金色のコルダ Blue♪Sky」 ルビーパーティー
吉谷光太郎
桜木さやか
ポリゴンマジック
音楽劇「金色のコルダBS」製作委員会
S席 9,500円(税込)※前方席&非売品グッズ付A席 7,500円(税込)
如月響也:前山剛久、如月 律:秋元龍太朗、小日向かなで:栞菜、榊 大地:小沼将太、水嶋悠人:高崎翔太
八木沢雪広:谷佳樹、東金千秋:碕理人、土岐蓬生:上田堪大、芹沢 睦:北川尚弥、冥加玲士:井上正大
アンサンブル:下村彩、中野みほ
こちら
@corda_stage
音楽劇「金色のコルダBS」製作委員会


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「Vainglory」、“druid崩し”に見た日本代表ViVianneの未来

 【23//2016】

「Vainglory」、“druid崩し”に見た日本代表ViVianneの未来


Super Evil Megacorpは、Android/iOS用アクション戦略ゲーム「Vainglory(ベイングローリー)」の第2回日韓公式大会「龍虎杯(りゅうこはい) Vol.2」を10月22日に開催し、その上映イベント「Vainglory シネマライブ!第2回龍虎杯」をイオンシネマ幕張新都心にて開催した。
入場料は2,500円(税込)。


「龍虎杯 Vol.2」は、日本チーム「ViVianne」と韓国チーム「Phoenix Armada」が対戦する日韓戦の公式大会。
今回が第2回目となり、出場したのは「龍虎杯」第1回王者のViVianne(日本)と、世界大会VIPLの王者であるPhoenix Armada(韓国。
元チーム名はInvincible Armada)。
現世界チャンピオンのPhoenix Armadaに対し、ViVianneがどこまで肉薄できるかという対戦となった。

今回の対戦はオンラインによって開催されたが、その模様をパブリックビューイング形式で見届けられた上映イベントが「Vainglory シネマライブ!第2回龍虎杯」となる。
来場者は「龍虎杯」用に用意されたイオンシネマ幕張新都心のスクリーンの1つの座席に座り、大勢の観客と共にスクリーンで中継される試合の行方を追うこととなる。

今回の試合はOPENREC.tvにて中継されていたが、自分の周囲に多数の観客がいる状態で、感嘆したり、落胆したりするのは、試合を巨大スクリーンで見るという以上に楽しい経験だった。

■ViVianneが世界王者Phoenix Armadaに挑む!
今回の試合は、勝利チームに15万円、敗北した場合も5万円という賞金が一応かかってはいるものの、エキシビションマッチや交流戦といった趣が強い。
ただし公式大会のフォーマットで世界に配信される試合でもあるので、ViVianneとしては、世界チャンピオンに思い切ってぶつかれるまたとない機会であるし、一方のPhoenix ArmadaとしてはViViannnにいつまでも「日韓戦の勝者」の座を譲っている訳にはいかない。
つまりは今回の試合、かなりバチバチの本意気の対戦となったわけだ。

そういった背景を含めて注目の対戦となったが、1試合目で目覚ましい活躍を見せたのはViVianneだった。

Phoenix Armadaというチームは、メンバーがそれぞれ熟練者ではあるが、特にレーン(マップ上部の直線通路)を担当するdruid選手のラストヒット技術がすさまじく高いのが特徴だ。
ミニオンに対して堅実にラストヒットを積み重ねていくことでより多くの資金を稼ぐことができ、その分だけヒーローを素早く成長させられる。

druid選手は序盤からこのラストヒットをフル回転で決めていくので、結果として誰よりも早くヒーローを成長させて戦場の優勢をがっちり握ることができる。
ビルド差で常に優位を保ちつつ、終盤になるほど手がつけられなくなっていくというのが、druid選手のプレイスタイルだ。

ViVianneがとった作戦は、このdruid選手を徹底マークするというもの。
1試合目ではdruid選手のセレスに対し、早々にレーン側にプレッシャーをかけて、タレット破壊にかかる作戦を展開。
タレットを破壊するとミニオンを安全に狩れる領域も狭くなるので、その分セレスの成長を遅らせることができる。

この作戦がまずは見事に決まったほか、圧巻だったのは、中盤で見られたランス(ViViQiZ選手)の「刺突」をきっかけとする集中攻撃。
足止め効果のある「刺突」でセレスを足止めすると、そこへサイレンス効果のあるヴォックス(Guest_111488208選手)の「アンチフェーズ」を重ね、さらにランスの「ガイシアの壁」で気絶させ、そこへ「闇の漂流」に乗って強化されたサムエル(tatuki217選手)の「悪意と裁断」がバシっと入る。

さすがのセレスもこの集中攻撃には耐えることができず、ViVianneはセレスのキルに成功。
この攻撃では結局残り2人のキルにも成功してエースをもぎ取ると、クラーケンまで捕獲して一気に試合を決めた。

中でもアビリティ効果を高める「クリスタル」を最優先で積み込むサムエルの攻撃力が非常に高く、足止めや気絶状態にサムエルの攻撃が重なると、瞬間的に体力をごっそり削ることに成功していた。

2試合目では、Phoenix Armada側にランスを取られたものの、ViVianneは代わりにアダージオを入れ、残りは再びヴォックス、サムエルという構成。
Phoenix Armadaのdruid選手も再度セレスを選択しており、ViVianneにはランスがいない分足止め効果は薄まったかに思えたが、今度は敵を眠らせるサムエルの「忘却」がセレスに当たったことがきっかけとなり、そこにヴォックスの「アンチフェーズ」、そしてアダージオの「裁きの詩」も重なって、セレスを釘付けにしたままキルに成功。
こちらでもエースを取り、そのまま押し切って2連勝となった。

とにかくdruid選手対策を相当練ったような印象で、立ち上がりから集団戦でのぶつかり方まで、「druid崩し」がことごとくハマっていた。
これでViVianneはあと1勝を取れば、試合を制することとなる。

追い込まれたPhoenix Armadaは、しかしそこからの対応力が素晴らしかった。
Phoenix Armadaは続く3試合目でバン対象をサムエルに選択。
強ヒーローとされるケストレルのバンが定石となっている現レギュレーションにおいて、それよりもサムエルの火力を嫌がったという選択だ。

Phoenix Armadaはさらにランス、ヴォックスを取り、前2試合で展開されたViVianneの作戦を完全に封じる作戦に。
ViVianneは図らずしてケストレルを取ることができたものの、続く試合で目覚ましい活躍をしたのはPhoenix Armadaだった。

Phoenix Armadaは、前2試合の意趣返しと言わんばかりに、レーンにプレッシャーをかけつつ、ケストレルへのマークを徹底。
druid選手のヴォックスが本来の持ち味であるラストヒットの量産態勢に入ると、ヴォックスが徐々にケストレルとの能力差を広げていくとケストレルが狙い撃ちで落とされる場面も増えてきて、対抗手段を持てないままViVianneが敗北を喫した。

第4試合はViVianneがソー、フィン、ランスというこれまでとは変わった構成となったが、ラストヒットを積み重ねたdruid選手のアダージオもいるし、Mango選手のケストレルが遠い距離から痛すぎる矢を放ってきて、思うような試合をさせてもらえないままベインクリスタルが割られてしまった。

試合はバンがなく、ヒーローの自由選択となる最終試合までもつれ込んだが、ここでも威力を発揮したのがケストレルだ。
ViVianneがランス、ヴォックス、サムエルという第1試合と同じ構成に対し、Phoenix Armadaはランス、ケストレル、サムエルを選択。
ViVianneの作戦を読んでいたかどうかまではわからないが、2ヒーローが被ることで、より実力差が如実に出る形になった。

しかもケストレルを操るのはdruid選手ということで、その育ち方はやはり速い。
サムエルのさすがの火力も長い射程距離のケストレルには対抗できず、しかも移動先を読んで的確に「グリマーショット」を当てるdruid選手の腕前もあって、Phoenix Armadaの怒涛の反撃を覆すには至らなかった。
試合は結局Phoenix Armadaが2連敗のあと3連勝し、勝者はPhoenix Armadaとなった。

ViVianneは勝利目前だっただけに惜しい試合となったが、druid選手1点集中の作戦を見事に成功させたのは大きな収穫だったと思う。
ポイントとなったのはサムエルがバンされ、ケストレルを獲得できた3試合目で、ここで封じ込められてしまった上、その後はケストレルもキープされてズルズルいってしまった部分があると思う。
3試合目でさらなる工夫が見せられれば、Phoenix Armadaを窮地に追いやり、勢いのまま撃破ということも十分に有り得たはずだ。

ただ今後の期待という点では、これほど楽しみなことはない。
世界王者に対してあれだけの試合が見せられるのだから、ViVianneが世界を相手にいかに戦えるかは日本の「Vainglory」シーンの見どころとなっていくだろう。

なお今回新たなアナウンスとして、東京ゲームショウ2016で発表された世界大会の日本代表チームが、ViVianneに変更になったことが明かされた。
世界大会は12月2日から4日まで、アメリカのロサンゼルスで開催される予定。
ViVianneの世界での活躍を、ぜひ楽しみにしていただきたい。


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dTVの2016年9月度テレビアニメ視聴ランキングが発表――2016年10月度イチ推しコンテンツは『斉木楠雄のΨ難』!

 【23//2016】

dTVの2016年9月度テレビアニメ視聴ランキングが発表――2016年10月度イチ推しコンテンツは『斉木楠雄のΨ難』!


●『アンパンマンチャンネル』が初となるランキング1位を獲得!
映像配信サービス“dTV”が2016年8月度のテレビアニメ視聴ランキングを発表した。
以下、リリースより。

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会員数NO.1の映像配信サービス「dTV」は、2016年9月度のTVアニメ視聴ランキングを発表。
今もなお多くの子供たちから愛され続ける人気アニメ『アンパンマンチャンネル』が、dTV視聴ランキングでは初となる第1位を獲得しました。
また第2位には『七つの大罪聖戦の予兆』がランクイン。
9月にTVアニメ最終回が放送されるとともに新シリーズの制作決定が発表され、今後の展開にファンの注目を集めています。

■2016年9月度テレビアニメ視聴数ランキング TOP10
1. アンパンマンチャンネル
2. 七つの大罪 聖戦の予兆
3. 妖怪ウォッチ
4. ドラえもん
5. 斉木楠雄のΨ難
6. こちら葛飾区亀有公園前派出所
7. クレヨンしんちゃん
8. おそ松さん
9. ベルセルク
10. ドラえもんテレビスペシャル
■2016年10月度イチ推しコンテンツ
dTVは名作アニメの全話一挙配信、TV放送中アニメの見逃し配信など、アニメジャンルの拡充に取り組んできましたが、今後はさらに人気シリーズを続々配信。
中でも、10月のオススメ2作品をご紹介いたします。

『斉木楠雄のΨ難』
原作は2012年8月より週刊少年ジャンプで連載中の麻生周一によるギャグ漫画で、2016年7月からTV放送が開始。
テレパシー、サイコキネシス、透視、予知、瞬間移動、千里眼など様々な超能力を使いこなす高校生”斉木楠雄”と、彼を取り巻く不思議な人間(生き物)との日常を描く。
主人公の声を務める神谷浩史をはじめ、個性的なキャラクターを彩る豪華声優陣が集結した本作は、放送開始直後からファンの間で大きな話題を呼んでいます。
dTVでは、TV放送中の同作を毎週火曜正午に見逃し配信中。

タイトル:斉木楠雄のΨ難
原作:麻生周一
出演:神谷浩史、小野大輔、日野聡、花江夏樹、茅野愛衣 ほか
コピーライト:(C)麻生周一/集英社・PK学園
見逃し配信:毎週火曜正午に更新
※作品ページはコチラ
『モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON』
2016年10月発売のゲーム『モンスターハンター ストーリーズ』を原作としており、同月よりTV放送が開始。
モンスターたちと絆を結んで共に生きる「ライダー」の少年”リュート”が、幼馴染の仲間たちとともに世界一のライダーを目指して冒険する姿を描いた物語。
新たに出会う仲間と絆をつくり上げていく様子や、数々の困難に立ち向かっていく壮大なストーリー展開が好評を呼んでいる。
dTVでは、TV放送中の同作を毎週月曜正午に見逃し配信中。

タイトル:モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON
原作:CAPCOM 『モンスターハンター ストーリーズ』より
出演:田村睦心、M・A・O、逢坂良太、高橋未奈美、杉田智和、水樹奈々ほか
コピーライト:(C)CAPCOM/MHST製作委員会
見逃し配信:毎週月曜正午に更新
※作品ページはコチラ
■dTVなら人気シリーズが見放題!全話まとめて楽しめる!
dTVは『ワンピース』や『おそ松さん』など大人気アニメ約300タイトルをはじめ、映画・ドラマ・マンガ・音楽ライブなど、国内最大の12万作品以上を提供する会員数NO.1の映像配信サービスです。
現在TV放送中の『アルスラーン戦記風塵乱舞』や『斉木楠雄のΨ難』などTVアニメの”見逃し配信”も実施しており、dTVなら放送時間を気にすることなく何度も視聴可能。
スマホ、PC、タブレットはもちろん、dTVターミナルを使えばテレビでも視聴できるため、見たかった話題のアニメをイッキ見できます。
dTVはドコモ以外の人も利用可能で、月額500円(税抜)で楽しむことができ、今なら初回31日間は無料。


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イシイジロウ監督作品『女流棋士の春』が下北沢トリウッドで上映決定! 香川愛生さんが歌う主題歌のデジタル配信も

 【23//2016】

イシイジロウ監督作品『女流棋士の春』が下北沢トリウッドで上映決定! 香川愛生さんが歌う主題歌のデジタル配信も


文・取材:編集部 北口徒歩2分、撮影:カメラマン 小森大輔
●『女流棋士の春』の画作りは“動く『428』”
2016年10月22日、ゲームデザイナーのイシイジロウ氏が監督を務める自主制作映画『女流棋士の春』が、東京・新宿区のK's cinemaで行われたイベント“DROP CINEMA FESTIVAL vol.28”にて上映された。
DROP CINEMA FESTIVAL vol.28は、演劇・俳優・映画監督を目指す人のための専門学校“ENBUゼミナール”の学生たちによる作品を集めたイベント。
イシイ氏は勉強のため、同校に在籍しており、中間発表ということで『女流棋士の春』を制作したのだ。
同作品には、主演を務める女流棋士の香川愛生さんや、音楽の坂本英城氏を始め、『アルティメット人狼』などでイシイ氏と親交のある人物が多数参加している。
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●イシイジロウ氏が手掛ける自主制作映画『女流棋士の春』発表、主演は女流棋士の香川愛生氏
■『女流棋士の春』あらすじ
澤田一二三は同じ大学に通う女流棋士の賀川春に想いを寄せていた。
高嶺の花である春に話しかける機会の作れない一二三。
昼休み公園でベンチに一人座る春を見かけた一二三は、春に目隠し将棋を仕掛ける。
「お願いします。
七6歩」…将棋の勝負が決まるまでに一二三は春に想いを伝えられるのだろうか?
(K's cinemaサイトより引用)

DROP CINEMA FESTIVAL vol.28が開催される2016年10月22日~28日のうち、『女流棋士の春』が上映されるのは、10月22日と25日の2日間。
10月22日の回では、全5作品のプログラムのうち、4番目に上映された。
すべての作品の上映が終わると、イシイ氏と香川さんが登壇。
イシイ氏は、「お誕生日おめでとうございます」と、10月23日に誕生日を迎える香川さんの母親を祝うと、本記事のタイトルにもなっているふたつのニュースを発表した。

ひとつ目のニュースは、『女流棋士の春』が、インディーズ映画の聖地“下北沢トリウッド”(『君の名は。
』で話題の新海誠監督作品『ほしのこえ』が上映されたことでも有名!)で上映されること。
期間は2016年12月17日~23日の予定で、12月17日の11時30分からの回では、イシイ氏と香川さんによる舞台挨拶も行うという。
チケット予約は、2016年10月23日から可能だ。

■『女流棋士の春』下北沢トリウッド上映スケジュール
公開日:2016年12月17日(土)~12月23日(金・祝) 1週間
タイムテーブル:土日11:30 平日20:00
休映日:火曜定休
上映日数:6日間
上映回数:6回
予約:2016年10月23日(日)15:00~電話受付(03-3414-0433※営業時間内のみ、火曜日定休)

そしてふたつ目のニュースは、香川愛生さんによる主題歌『女流棋士の春』が、iTunesとAmazonで配信されること。
配信元はnoisycroakRECORDSで、2016年12月17日より配信開始予定となっている。

■主題歌『女流棋士の春』
歌:香川愛生
作詞:イシイジロウ
作曲・編曲:坂本英城
マスタリングエンジニア:加藤浩義
ディレクター:陣内優希
配信サービス:iTunes / Amazon mp3ほか
価格:未定
配信予定日:2016年12月17日(土)
配信元:noisycroakRECORDS

これらの発表を終えると、イシイ氏と香川さんがそれぞれ映画の感想を述べる。
イシイ氏はもともと、アクション映画を撮りたいと思っていたという。
しかし、イシイ氏らの作品を監修した映画監督の市井昌秀氏から、「学生たちの中には女の子を撮りたいと思って入ってきた子もいる」と聞いたイシイ氏は、それもいいなと方向転換。
身近にいるかわいい女の子ということで、香川さんに白羽の矢を立てたのだそうだ。
そんな経緯で主役に抜擢された香川さんは、「まさか自分が映画館のスクリーンに大きく映し出されて、しかもその前に立っている日が来るとは」と、想像していなかった未来に驚く。
出演オファーをもらった際は、将棋を知ってもらうためのアプローチとしては映画という方法もあるな、と考えたそうで、「15歳で女流棋士になって以降、将棋のことばかり考えてきました。
これからも将棋のよさを伝えていきたいです」と抱負を述べた。

●監督&出演陣にインタビュー
プログラム終了後、監督のイシイ氏、主演の香川さん、主人公の父親役で出演した安西崇氏(スクウェア・エニックス在籍。
『ドラゴンクエストXオンライン』チーフプランナー)にインタビュー。
人狼ゲームなどで記者がふだんお世話になっている方々ということもあり、ざっくばらんにお話をうかがった。
若干のネタバレを含むので、それを考慮しつつご覧いただきたい。

──『女流棋士の春』公開おめでとうございます!
イシイありがとうございます。
さっき、緊張して言い忘れたんですが、最初は坂本さんと、アイドル映画を撮ろうと言っていたんです。
昔の角川映画みたいな感じで、主題歌が映画のタイトルそのままだったりして、しかも主演女優が歌うという。
でも、作っていくあいだにどんどんマジになっていって、ドラマ的にちゃんとしたものになった。
マジメな路線になったのは、「もうちょっといい映画にできるんじゃない?」という香川さんからのプレッシャーもあって(笑)。

──アイドル映画は違う、という(笑)。

イシイ「これだと、春の気持ちがわからない」とか言われまして。
それで何度も何度も改稿して、香川さんのチェックを受けて。
作中で一二三と春が最後にどうなるのかとか、ラストのほうのシナリオも彼女のアイデアだったりします。

──おふたりが綿密に打ち合わせをする中で作品ができてきたわけですね。

イシイそうですね。
曲の詞もシナリオも直していただいて、香川さんありがとうございます(笑)。

香川そこは、ちょっと語弊があるので私の口から説明したいんですけど(笑)。
初めて女優に挑戦するということで、イシイさんが描いているものが自分にできるかなという不安がずっとありました。
できないことを引き受けてしまって、結果的にあまりよくない方向に行くのが嫌だったんです。
でも、最初のシナリオをいただいたときに、春はお父さんを亡くしているという設定だということがわかって。
じつは私も父親がいなくて、母にずっと育ててもらっていたので、春の気持ちがわかるかもしれないという思いがありました。
春と同じ気持ちで演じたかったので、自分がわからないところはひとつひとつ監督に相談していきましたね。
結果としてワガママに内容を変えてしまったのは、本当に申し訳ないですけれど(苦笑)。

イシイでもね、そのおかげで内容が本当によくなったんです。
僕も父親がいないのですが、ふたりで相談して深いところまで詰めていって。
安西さんとの回想シーンをあのクオリティーで撮らなきゃいけないと思ったのは、お互いに父親がいないからかな、という……。
すごいマジメな映画みたいな話になっちゃいましたけど(笑)。

──いや、マジメな映画じゃないですか(笑)。

香川でもけっきょく、父親というテーマがあったから、私も全力で心を込めて演じられたと思います。
いままで出会ったいろいろな人が出演したり関わったりしてくれて、将棋の映画を作れたということが本当にうれしいです。

イシイ演技の面では、澤田拓郎さんや真山勇樹さんが現場を引っ張ってくれました。

香川真山さんは、ジュリー(人狼ゲームの舞台『人狼 ザ・ライブプレイングシアター』で澤田さんが演じる役名)が呼んでくれて。

イシイ人狼やゲーム業界で親交がある方で映画を作ろうと集まったら、案外ちゃんとできてしまったんです。

──そんな中、ゲーム業界から来た安西さんは、物語で重要な役割を担う、春の父親を演じられていますね。

安西私は今日、完成版を初めて見たんですが、いろいろと驚きました(笑)。

──あ、今日初めてご覧になったんですね。
安西さんが出演することになったとき、プロットはある程度完成していたんでしょうか?
イシイいえ、最初は写真だけで出演してもらう予定でした。
でも、父親というテーマを突き詰めていくと、最終的に映像出演が必要ということに。

──そうだったんですか!対局シーンもありましたが、駒を動かす所作も練習されて?
安西はい。
香川さんや村中さん(将棋監修の村中秀史六段)に教えていただいて。

香川安西さん、すっごく震えてたいへんだったんです(笑)。

安西撮影の日は、朝からコレ(駒を指す手つきをする)だけをずっと練習していましたね。

──トップ棋士という役どころですから、手つきがおぼつかないと問題ですものね。

安西これはたいへんな役を引き受けてしまった、と思いました(苦笑)。

香川撮影当日、(安西さんが)すごい暗い顔をしていて。

イシイ僕、冗談を言ったら香川さんに怒られたんですよ。
「いやいや、安西さん大丈夫っすよ!」なんて言っていたら、「ダメですよ!緊張しているんですから!」って。

──安西さんは、ふだんはご自身が作ったものを楽しんでもらうという立場ですから、ご自身が演者になるという経験はなかなかないですものね。

安西そうですね。
いざ本番になってみると、自分がやりたいことや思っていることの何分の一もできないものだなと痛感しました。
「俺のシーン、大丈夫かな?」って、ずっと心配だったんです。

──でも、立派に棋士を演じられていて、すばらしかったです。

安西そう言っていただけるとうれしいです(笑)。

香川対局のシーン、娘が目の前に座っていると思いました?
安西そうだね。
あそこは、「娘と将棋を指したらどうなるのかな」ということだけを考えて演じていました。

イシイあのシーンは、本当によくできていたと思います。
あそこは褒める!(笑)
香川私もそう思います。
もし父に将棋を教わることができたら幸せなんだろうな、という気持ちで盤の前に座っていました。
映画館で観てほしいなと思う、いちばんのシーンです。

──主題歌についてもお聞きします。
ちょっと失礼な言いかたかもしれませんが、主題歌が流れたとき、「いい歌だな、誰が歌っているんだろう」と本気で思って。
その数秒後に、「ああ、香川さんじゃん!」となったわけですが(笑)。

安西本当にね、いい歌ですよね。

イシイ香川さん、ドヤ顔してる(笑)。

──香川さんに歌ってもらおうというのは、最初の構想だったアイドル映画の流れで?
イシイそうです。
歌とか歌ってもらって。
あと、「アイドル映画だったらメイキング映像とか入れるか!」なんて言っていて、おもしろ映像もいっぱい撮ったんですが、案外いい映画になっちゃったと。
そこにおもしろ映像を入れると台なしになるので、やめることにしました。

香川今回の歌は、本当に宝物だと思います。
すごく尊敬している坂本さんとイシイさんが作ってくれて。

イシイ詞も2回くらい(香川さんに)直させられましたよ。

安西ハッハッハ(笑)。

香川尊敬はしていますけど、あれは……ちょっとボツ。

イシイでも、おかげさまでいい詞になりました!やっぱり、いい結果を呼ぶ女だね、香川さんは。

──楽曲はデジタル配信されるということで、ぜひ多くの方に聞いていただきたいですね。
では最後になりますが、イシイさんからファンの方にメッセージをお願いいたします。

イシイこの映画は、“動く『428』”みたいな画作りになりました。
映画館に来てよかったなと思っていただける作品になっていると思いますので、本当に皆さんに観ていただきたいです。
また、棋士の方々に協力していただいていますので、将棋にも興味を持ってもらいたいですね。
下北沢トリウッドでの上映が始まったら、ぜひ観に来てください!


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