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ひとりひとりがメンバーシップを意識し、“21世紀でもっとも感動を与えた会社”を目指すギークスを訪問

 【30//2017】

 ひとりひとりがメンバーシップを意識し、“21世紀でもっとも感動を与えた会社”を目指すギークスを訪問


●“ファミキャリ!会社探訪”第47回はギークス!
ファミ通ドットコム内にある、ゲーム業界専門の求人サイト“ファミキャリ!”。
その“ファミキャリ!”が、ゲーム業界の最前線で活躍する各ゲームメーカーの経営陣やクリエイターの方々からお話をうかがうこのコーナー。
47回目となる今回は、ギークスを訪問した。
2007年にITフリーランスの働きかた支援事業で創業したギークス。
その後、スマートフォン向けのゲーム事業など、多角的に事業を展開し、“21世紀でもっとも感動を与えた会社になる”をグランドビジョンに掲げている。
今回は、ゲーム事業本部全体を取りまとめている桜井敦氏と、プロデューサーを務める海内裕輔氏に話を聞いた。

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●世界に通じる総合インターネットカンパニーを目指して
――最初に桜井さん、海内さんの経歴を簡単に教えてください。
ゲーム業界を志したきっかけや、現在に至るまでの経緯をお答えください。
桜井 敦氏(以下、桜井)私は、もともとは人材業界で働いていました。
そのため、弊社代表の曽根原(※曽根原稔人氏 ギークス代表取締役社長)と面識があり、5年ほど前にギークスへ入社しました。
当初はIT人材事業に関わっていましたが、その後ゲーム事業全体の管掌をすることになりました。

――もともとギークスは人ITフリーランスの働きかた支援をしていた経緯があったので、接点があったのですね。
桜井はい。
そういうことになります。

――海内さんのほうはいかがですか?
海内裕輔氏(以下、海内)私はアニメやゲームが好きで、声優やアーティストさんと仕事をしたいというミーハーな志がスタートです(笑)。
まずはプログラマを目指し、大学卒業後に専門学校へ通い、大手のゲームメーカーさんからも就職の内定をいただきました。
しかしその当時、アルバイトとしてですが、小さな開発会社でiアプリの開発にプログラマとして携わっていて、そのアプリを数十万人に遊んでもらう経験ができたのです。
そのときに、ゲームハードを持っている人しかプレイできない家庭用ゲームよりも、携帯ゲームなら誰でも遊ぶことができると実感しました。
それで、将来的にも携帯アプリの時代になると確信して、携帯アプリを中心に開発している会社を選ぶことにしました。

――その後はどういった経緯でギークスさんに?
海内まず、モバイルゲームの開発会社に6~7年ほど務め、MobageやGREEのオープン時にも参画させていただきました。
その後、『パズル&ドラゴンズ』の爆発的なヒットの最中、「つぎはスマホに新しい流れが来る」と感じ、スマホ向けゲームを手掛ける某社のプロジェクト立ち上げ時に参加することにしました。

――なるほど。
家庭用ではなく、ずっとモバイル・スマホ業界で仕事をされてきたわけですね。
転職先にギークスを選んだ理由は何ですか?
海内何事も流れの速いこの業界で、意思決定が早く、内部に開発環境を持っている会社で仕事をしたかったことが、ギークスを選んだ理由です。
どこの会社もそうだと思いますが、開発チームを作るにあたり、なかなか人材を確保するのが難しい。
そんなときに桜井と出会い、ギークスでは社内のIT人材事業でフリーランスネットワークを持っているので、早くチームを立ち上げることができるという話を聞き、とても魅力的に映りました。

――そのときは、桜井さんはもうゲーム事業本部に在籍され、人材を集めていたわけですか?
桜井基本的に僕は事業管掌をしているのですが、IT人材事業のときもその事業の拡大を進めていました。
その後、ゲーム事業本部に移ってからも組織や事業拡大を進めていて、そのタイミングで海内と接点があり、入社してもらうことになりました。

●社員全員が共有している“Buddyの心得”
――現在、おふたりは社内でどういった業務を担当しているのですか?
桜井ゲーム事業本部は現在100名を超える組織になっていますが、その全体を統括している立場です。
売上の管理、採用、事業推進全般にまつわる管理業務が中心です。
海内現在は、クライアント様といっしょに進めている新規ゲームのプロデューサーという立ち位置です。
全体を見ながら、予算の管理や人員の調整、企画内容の精査など、クライアント様と相談しながら、プロジェクトを進めています。

――『SHOW BY ROCK!!』や『アイドリッシュセブン』では、サンリオやバンダイナムコオンラインとタッグを組まれていますね。
桜井俗に言うパブリッシャーやデベロッパー、版権元といった区分はもはや古いのではないかと思っています。
お互いに得意分野があり、それぞれにノウハウを持っているなかで、どうやって付加価値をつけていくのか、そこが重要だと思います。
ですから企画段階からいろいろな提案をさせてもらいながら、三者間で強みを活かしつつ、やらせてもらっています。

――おふたりは転職されてきたわけですが、ギークスという会社の特徴や強みはどこにあるとお考えですか?
桜井IT業界、とくにWebサービスやゲームに関しては、日々めまぐるしく進化しています。
半年先がどうなっているのかわからない業界で、いかなる環境にも順応できる体制を作ろうと、代表の曽根原がつねづね言っているのですが、弊社の“ポートフォリオ経営”は特徴として上げられると思います。
ひとつの事業に特化し、磨き続けることは決して悪いことではありませんが、弊社の場合は、すべての事業を全力で伸ばしていこうと考えていて、それが強みになっています。
そうしたなかから、事業間のシナジーも必然的に生まれてくるような体制になっています。
海内スピード感やチームの結成力は、いままで勤めてきた会社と比較しても早く、強いと思います。
「いま、このタイミングで勝負するならこのタイトルだ!」と思っても、なかなかすぐにスタートできないことのほうが多いのですが、弊社ではすぐに社内でスタッフを集めてスタートすることができるので、そこは強みですね。

――御社ホームページにある、10の“Buddyの心得”(→こちら)が興味深かったのですが、業務を遂行するなかで、それらの心得はどのように活かされていると感じますか?
海内いちばんすごいと思うのは、考えかたの軸になっていることです。
これによって、社員の向く方向が同じになりますから。
ちなみに、私が心得のなかでもいちばん好きなのは“出る杭を讃える”です。
エンターテインメントというのは、世に出るまでは結果や答えのないモノ作りと考えております。
仮に問題が発生したとき、正解がなく、民主主義的になんとなく決まってしまうことがあるかと思います。
しかし、突飛だけどよりおもしろいアイデアや、「これを言ったら怒られるかも?」といった意見やアイデアを出すことを“出る杭”と表現していて、ときに、それが最適な解答だと思うことがあります。
桜井10の心得すべてを持っていないとダメということではありません。
言葉にするのは意外と難しいもので、シンプルに思いを形にしたものです。
会社全体、もしくはひとりひとりの考えかたの基準になっていて、より“Buddyの心得”に近づけていくような働きかたをしてほしいですね。

●メンバー間のコミュニケーションが熱い思いを形にする
――会社の雰囲気はどのような感じですか? また、所属しているエンジニアやクリエイターには、どのような特徴がありますか?
海内和気あいあいとした雰囲気です。
業務には真剣に向き合い、オンとオフの区別がしっかりしていて、まとまりのあるチームになっています。
また、エンジニアやプランナーが若いので、新しいことにチャレンジしたいという熱意を持ったメンバーが多いですね。
現在は組織を大きくしている最中なので、どうしても軋む部分もありますが、そういった若手を中心に、積極的に組織改善をするための勉強会が開かれています。
上からの指示ではなく、下からの要望が上がってくるのが特徴です。
桜井私は俯瞰的に組織を見ているのですが、いま挙げたような組織を作るための雰囲気作りは大事だと思っています。
会社の規模が拡大しているなかでも、中途で入社される方を見ていると1週間もしないうちに会社に溶け込んでいます。
1ヵ月もすれば、昔からいるベテランのような雰囲気すらありますよ(笑)。

――設立から10年が経過しましたが、どのような変化がありましたか?
桜井社員数が増え、手掛けているサービスも多岐に渡ってきました。
しかし、現在でも人材の育成を意識していて、新卒採用から育てていこうという考えは強いです。
中途採用で入ってきてくれる“Buddy”に対しても同様です。
大きく考えかたや方針が変わることはないですね。

――今後もどんどんと会社が大きくなっていくと思いますが、どのような人といっしょに仕事をしたいとお考えですか?
海内弊社には、いろいろな新しいことにチャレンジできる環境があります。
我々が手掛けているのはエンターテインメントですから、“自分の仕事はここまで”と範囲を決めて仕事をするのではなく、積極的に周囲と関わって、新しいものを生み出していきたいと考えている方と仕事をしたいですね。
桜井海内が言ったように、自分で業務範囲を限定するような働きかたはもったいないと思います。
日々変化していくIT業界のなかでは、そうした考えかたは会社の成長を妨げてしまいます。
“リーダーシップ”という言葉がありますが、僕たちは“メンバーシップ”と言っています。
ひとりひとりがメンバーシップを意識しながら、つねに主体性を持って仕事をする……そんな人といっしょに仕事をしたいですね。

――現在、転職を考えているクリエイターにひと言お願いします。
また、未経験だがゲーム業界に興味があるという人にもアドバイスをいただけますか?
海内ただゲームの開発に関わっていたいだけの人ではなく、自分の人生の中で最高のゲームを作りたいという熱い思いを持った方にぜひ来ていただきたいです。
未経験の方は、世の中で売れているゲームをとにかく遊んでみて、“なぜ売れているのか?”を分析していくことが大事です。
スキルは実践で身についていきます。
ギークスには勉強会などもありますので、高い意識と熱い思いがあれば、何の問題もありません。
ビビらずに来てもらえればと思います。
桜井スマホゲームは、ユーザーに対して“楽しい”を提供するサービスです。
ですから、作っている側が楽しめないといいものはできません。
アイデアや人を楽しませることを体現できるような環境ですし、ありえないような同時アクセス数を体験できるので(笑)、技術力を最短で高めたい方にはオススメの業界だと思います。
ここで成長すれば、どこへ行っても通用すると思うほど、技術レベルの高い業界です。
ぜひ、興味を持っていただければと思います。

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<ギークスってどんな会社?>
2007年にITフリーランスの働きかた支援事業で創業。
そのエンジニアネットワークを活かし、スマートフォン向けゲームの開発を始める。
『アイドリッシュセブン』や『SHOW BY ROCK!!』など、リズムゲームを中心に高い人気を獲得しており、最近では女性向けキャラクタープロジェクト『カクテル王子(プリンス)』を展開している。
“21世紀でもっとも感動を与えた会社になる”をグランドビジョンに掲げているほか、社員を“Buddy”と称し、“年中無休の好奇心”、“変化を楽しむ”といった10個の心得を示している。
さらに、エンジニアやクリエイターのための無料イベントスペース“21cafe”の運営や、技術イベント“TECH VALLEY”を開催している。

ギークス株式会社
●代表取締役社長:曽根原 稔人●設立年月日:2007年8月23日
●従業員数:140名(2017年2月28日時点)
●事業内容:ゲーム事業、IT人材事業、動画事業、インターネット事業


Category: ゲームニュースまとめ

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